上司は部下より先にパンツを脱げ:仕事の人間関係を育てるビジネス書のことば

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上司は部下より先にパンツを脱げ


こんにちは。micahです。

4月も後半になって、新しい仕事の人間関係も少し感覚がつかめるようになってきた
頃ですね。

そんなあなたの背中を押すような本は、リクルート出身で、faith=信頼を土台とする
組織作りのコンサルタント・小倉広さんが、リクルート、ベンチャー時代の臨場感あふ
れるエピソード。

著者自身の、新人、中堅社員、管理職、経営者として育っていった過程がまとめられて
おり、著者になりきって、仕事の人間関係に対する考え方や取り組み方を学び取った
出来事を、疑似体験しているかのようです。

全体を通して感じるのは、上から押し付けるように教育することではなく、上司、
経営者が多少リスクを負っても、部下が自分から問題と解決方法に気付くまで
辛抱強く待つこと。

上司が部下に語る言葉を選ぶのも、部下があくび一つ全体に影響することを意識して
気を引き締めるのも、「信頼関係を築く」ことがいかに重要かを伝えています。

エピソードの中で、「SL(シチュエーション・リーダーシップ)理論」
「クリティカル・マス」「コンキテクト」「リハーサル能力」など、一見難しそうな
75のキーワードが、解説付きで紹介されているものユニーク。
楽しんで読んでいるだけで自然に身に付きそうで、このあたりの構成に組織・人事
コンサルタントとしての知恵を感じます。

タイトルを見るだけだとビックリしてしまう感もありますが、これは小倉さんが29歳の
とき「自分をさらけ出すのが怖くて何重にも服を着こんで飾っている」自分に気いた
ことがきっかけで、「自己開示せよ」と言う意味で使うようになったのだそうです。

自分の今の仕事の立場で必要な人間関係の知恵だけでなく、5年後、10年後の
自分の姿をイメージするために、あらゆる立場の方に受け取っていただきたい本です。


☆1年後、私はこうなる! -----------------------------------

正論よりも、利他の精神の話し方で、信頼できる人間関係。

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上司は部下より先にパンツを脱げ
                            小倉 広  徳間書店

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「目を閉じて1分間イメージしよう」

信頼できる人の言葉って、どこかに書いて取っておきたくなるときありませんか?
一冊のノート、1サイトのブログ、など
分類せずに、一つのところに、記録し続けたら、
何年か後、あなたの仕事の人間関係は、どのくらい信頼する機会が増えていますか?


「気になった言葉」と「本文」


《満たす》
みんなが注目してくれる、そして褒めてくれる。その単純だけども強い力にエネルギー
をもらい、心にガソリンを満たすことが出来たのです。

《フィードバック》
自ら気づかない、見えない背中を見るためには、それが見えている他者からフィード
バックをもらうのが一番です。

《正しい》
正しい指摘こそよけいに人を傷つけることがある、と知った上で言葉を選ぶ。そんな
あたりまえのことを当時の私は知りませんでした。まずは信頼を得る。信頼関係を築く。
そしてその信頼ポイントの貯金ができてから、それを少しずつ使って、より深い本音の
関係を少しずつ築いていくべきだったのです。

《自ら気付く》
仰木監督は、失敗の原因を瞬時につかみ取り、その場でバッターへ英語でアドバイスを
送りました。(中略)ところが、そこへ血相を変えてコーチが飛んできたというのです。
(中略)「なんて事をしてくれたんだ!おまえは彼が自ら気付く機会を奪ってしまった!
おまえは彼を一生面倒見続けることができるとでもいうのか!」

《改めて》
これまでのルーズな生活を改めて、私生活も含め「人からみられていること」を前提に
すべてを改めていかなければならない。

《心》
スピードが遅くなる原因のほとんどは、ハード(コンピュータシステム、権限規定など)
ではなくソフトにある。つまり、道具を使う人の心の中にあるのです。
(中略)営業と開発が犬猿の仲で、開発メンバーが営業へ絶対に相談したくない
と感情的になっていたとしたら、どうでしょうか?

《生まれ変わる》
組織運営方法が「創業期」『成長期」「成熟期」とそれぞれに応じて全く異なる
ところにあります。つまりい同じ企業が年齢と共にあたかも別人のように別な
組織へと生まれ変わらなければならない

《影響力》
彼らは悪気があってあくびをするんじゃない。自分なんかは三十分の一、しょせん
全体への影響はない。その他大勢なんだという間違った自覚があるから、そういう
行動を取ってしまうのです。しかし、それが大きな間違いであり、三〇人全員が
大きな影響力を持っているのだ、と教えてあげるだけで、彼らの意識や言動が
大きく変わっていきます。

《利他》
人間が、他の動物と唯一違うのは、人間のみが社会的動物である、ということです。
だからこそ、その社会性を最大限に活かして行動変革の原動力とすることが有効
なのです。(中略)「社会の常識だから守れ」ではなく、「仲間を裏切らないために
頑張れ」「お客様からいただいた信頼に応えよ。裏切るな」という「利他」の精神を
理由にして指導していくことこそが、有効なのです。


「感じたこと」

この本を読んで一番感じたのは、「利他的」であるということ。

自分を褒めてもらえる人間関係も、自分についてのフードバックを得ることも
自分の正論を聞き入れてもらうことも、
まず相手にとって信頼できると思える態度や感情を与えるのでなければ
どうして可能でしょうか。

自分自身や相手が自ら間違いに気付くまで不利益なことがあって待っていることも、
ちょっとした自分の言動が仕事の人間関係全体に影響があることを意識しておく
ことも、
利己的ではなく、利他的な動機で与えるのでなければ、重くなって続かないかも
しれません。

こうやって考えると、利他的な精神は、決して嫌な思いを我慢することでは
なく、仕事の人間関係で成長するための不可欠な栄養素のようなものだなと
感じるのです。

そして、誰かが失敗してもその人の成長を願って辛抱強く待つことを、この本で
知ってから、自分の失敗に対しても窮屈にならず、余裕のある気持ちで成長を
待つことが出来るようになれました。

ビジネス書を読む週間によって、自分をさらけ出すことが少し怖くなくなった
のかもしれませんね。


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上司は部下より先にパンツを脱げ
                            小倉 広  徳間書店


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