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死とどう向き合うか(1)
カリスマモデル純恋(すみれ)さんの死は他人事じゃない!
雇用不況が続く中、非正規社員を解雇した後に残った正社員の中には、今までの仕事量
に加え非正規社員がしていた仕事もこなさなければならない人もいるそうです。
また、希望どうりの仕事が見つかるまでアルバイトを掛け持ちする人もいるでしょう。
そういう立場の人達は、カリスマモデルが21歳の若さで過労死したことは他人事では
ないと感じているのではないでしょうか。
仕事の人間関係がどんなに良好でも、健康や命を失っては意味がありません。
一緒に仕事をしてきた人、その人の仕事に感謝しているお客様、家族。いろいろな人が
衝撃を受けます。
いままで仕事を担当してきた人が突如死んでしまうと、その穴を埋めるために仕事の
人間関係は混乱します。
たとえ若くても、仕事の人間関係と「死」は無関係ではないのです。
今回ご紹介する本は、1993年7月から9月に放送されたNHK「人間大学」の講座
「死とどう向きあうか」のテキストに加筆・訂正したもの。
著者はカトリックの司祭でもあるので、本の内容もキリスト教の影響を受けた部分が
あります。それについては、読者の皆様それぞれの思想、宗教観に合わせて調整して
みてください。
いつものこのメールマガジンなら一冊の本を一回で紹介しているのですが、この本に
関しては内容の濃さに絞りきれませんでした。なので、何回かに分けて紹介する予定
です。
今回引用した「出会いと別れの意義」「悲嘆のプロセス」の中の、「他者」「人」
「死」という言葉を、「仕事」に置き換えてみてください。驚くほど、「仕事の人間
関係」がリアルに見えてくると思います。そして、その理由も是非考えてみてくださ
い。
それから、本の内容とは関係ないのですが、「将来自分がもらえないから払わない」
などと言わず、年金はちゃんと支払うほうがいいですよ。
死ぬほどではなくても、障害が残った場合、支払ってないと障害者年金がもらえない
事がありますから。
本当に「死を見て生きること」と「仕事の人間関係」を大切にするなら、当然のこと
だと思います。
今、収入減や生活保護などで免除してもらっていても、将来払える状況になったら
払ったほうがいいです。
かつて、躁鬱病、パニック障害、過呼吸で、何度も「もうこれで死んでしまうんだ」
と、苦しんで精神障害者3級となり、障害者年金にお世話になったmicahからのお願
いです。
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★「仕事の人間関係の中の《あなた》を生と死から考える」シリーズでは
《1》ただ本文を読んで、あふれてきた気持ちを静かに感じ取るだけで十分です。
《2》できれば本文を音読して、感情をゆっくり味わってください。
《3》本文の気になった部分を手で書き写すのも、感情に向き合ういい方法です。
《4》もし、何かしらの質問が心から出てきたときだけ、書き留めてもいいでしょう。
《5》その質問に答えたくなったときに、答えてみてください。
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死をタブー化して意識から締め出そうとしたことは、死と表裏一体である生への意欲
まで減退させる結果を引き起こしました。死のタブー化は、私たちの人生に対する自
由な考え方を束縛します。死について率直に話すことができないと、真に人間的な
コミュニケーションを深めることはできません。
【1.質問文】
真に人間的なコミュニケーションができない原因はどんなところにありますか。
【2.答え】
死を意識から締め出してしまったため、死と表裏一体である生への意欲の減退や、
人生への自由な考え方への束縛が生じているため
だから仕事から逃げて引きこもってしまったり、簡単に人を殺してしまったり、
お金以外の目的でコミュニケーションを取って仕事をする理由が理解できな
かったりするのですね。
正直とっても難しいです。
micahの要改善度 ★★
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人間は他者との出会いの中で生きており、自己の一部は愛する人の心の中で生きてい
ます。(中略)出会いの喜びの後にめぐってくる1つひとつの別れの体験によって、
自己の小さな部分が死んでいくわけです。しかしまた、こうした小さな死を通して、
新たな自己を誕生させることも可能であり、私はそれが別れの持つ積極的な意義だと
考えています。(33p)
【1.質問文】
失業、仕事の失敗、仕事の難しさも仕事の人間関係の「小さな死」であるならば
この場合の、新たな自己とはなんですか。
【2.答え】
本当に死に直面するのでなくても、毎日の仕事の人間関係の中で、「小さな死」を
経験しているのですね。
「小さな死」を体験することによって、「ミスや、嫌な仕事の人間関係はこういうこ
とで起こるんだ」という思い込みや、自分の誤ったプライドが引き剥がされ、
「本当はこうだったんだ」という真実に照らし合わせて自分を見るようになる
そうやって認めた自分が(たとえ悪い自分であっても)新たな自己ではないでしょうか
micahの要改善度 ★★★
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悲嘆のプロセスの十二段階
1.精神的打撃と麻痺状態
愛する人の死に遭うと、その衝撃によって、一時的に(中略)何も分からなくなっ
てしまいます。
2.否認
あの人が死ぬはずがない、きっとまだどこかで生きている、必ず元気になって帰っ
てくるなどと思い込みます。
3.パニック
身近な人の死に直面した恐怖から、極度のパニック状態になります。これを未然に
防ぐことは、悲嘆教育の大切な目標です。
4.怒りと不当感
ショックがやや収まると、悲しみと同時に、不当な苦しみを負わされたという激し
い怒りが湧き起こります。(中略)
遺された人の性格や状況によっては、怒りの感情を外に向かって素直に吐き出せな
い場合があります。(中略)上手に発散させることが必要です。悲嘆のプロセスに
は、怒りや不当感を強く感じる時期があるということを、平生から理解しておくと、
この状況を乗り越える上で随分役立ちます。
5.敵意とルサンチマン(うらみ)
残された人は、周囲の人々やなくなった人に対して、敵意やうらみという形でやり
場のない感情をぶつけます。(中略)敵意を向けられた人は、その行動に対して、
過敏に反応せず、理解と思いやりを持ち続けてほしいとおもいます。
6.罪意識
あの人が生きていうちに、もっとこうしてあげればよかったとか、逆あの時あんな
ことをしなければ、まだずっと元気でいたかもしれないなどと考えて、後悔の念に
さいなまれます。
7.空想形成、幻想
空想の中で、亡くなった人がまだ生きているかのように思い込み、実生活でもその
ように振舞います。(中略)一人の奥さんは、夫が亡くなってからもう一年半もた
ちますが、毎晩主人の分まで食事を作り、食卓にならべて九時ごろまでじっと待っ
ているのだといいました。
8.孤独感と抑うつ
葬儀などのあわただしさが一段落して、訪れる人も途絶えがちになると、まぎらわ
しようのない一人ぼっちの寂しさが、ひしひしと身に迫っています。人によっては
だんだん人間ぎらいになったり、気分が沈んで自室に引きこもることが増えます。
9.精神的混乱とアパシー(無関心)
精神的混乱や、人生のあらゆる事柄に無関心になる状態も、正常な悲嘆のプロセス
に含まれていますが、ひとつの状態があまりに長く続くような場合には、精神科医
やカウンセラーなど、専門家の協力を仰ぐ必要があります。
10.あきらめー受容
愛する人はもうこの世にはいないというつらい現実を「あきらか」にみつめて、相
手の死を受け入れようとする努力が始まります。
11.新しい希望ーユーモアと笑いの再発見
ユーモアと笑いは健康的な生活に欠かせないものです。それが再び見出せるという
のは、悲しみを克服して、次の新しい生活への第一歩を踏み出そうという希望の生
まれたしるしでもあります。
12.立ち直りの段階ー新しいアイディンティティの誕生
悲嘆のプロセスを乗り越えるというのは、愛する人を失う以前の自分に戻ること
ではありません。(中略)より成熟した人格へと成長することができるのです。
(37~46p)
【1.質問文】
「自分が調子悪いな」と感じて、それが「悲嘆のプロセスの十二段階」のどこかで
あると気付くと、冷静に安定した感情を取り戻せることがあります。そのために
どんな工夫ができますか。
【2.答え】
悲嘆のプロセスの十二段階」は「死」に関することだけでなく、仕事の人間関係で
傷ついたり、悪い評価を受けて怒りや悲しみを感じたりしたときも、実は「悲嘆の
プロセスの十二段階」を経験しているのだなと気付きました。
なのでこれを手帳に書いておりなり、携帯のメモ機能に登録しておいたりして、
時々見ると自分を客観視できると思います。
micahの要改善度 ★★★
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具体的なチェックリストを作る(一部抜粋)
・遺言状は書いてありますか(夫、妻とも)
・家族に知らせていない負債はありませんか
・自分が突然死んだ場合、仕事上のトラブルは?
・相続上のトラブルが起きる可能性は?
・子どもの養育費に不安はありませんか?
・お年寄りの世話は誰に?
・(愛人や隠し子が現れたら?)
・預金通帳や鍵のあり場所はわかっていますか
・税金や保険料、光熱費などの支払いは?
・お互いの交友関係についてどの程度知っていますか(死亡通知は誰と誰に出すべき
か?)
・一人になると生活のリズムが狂うので心身の健康を損ねかね易い
・燃え尽き症候群(バーンアウト・シンドローム)の危険性
・悲嘆のプロセスへの理解と十分な消化方法(悲しみの感情を素直に、また適切に発散
させることが必要)
こうした生活全般に関わる具体的な問題を、まず自分で、その後できれば夫婦それぞれ
にチェックしながら話し合ってみることです。ことさら死をタブー化せず、ありのまま
に死との付き合い方を考えていこうとする生活態度が望ましいと思います。(61~63p)
【1.質問文】
このチェックリストを真剣に考えると、仕事や人間関係について、どんな気持ちや考えが
浮かんできますか。
【2.答え】
このチェックリストを真剣に考えると、なんとなくこなしていた仕事がいかに自分の
生活を支えていたかを実感し、今の仕事でいいのか、これかの仕事の仕方はどうやって
いけばいいのか、など真剣に考えざるを得なくなりました。
特に、「自分が突然死んだ場合、仕事上のトラブルは?」には、ドキッとしました。
micahの要改善度 ★★
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配偶者の死後、それまで親しいと思っていた人が、急に冷淡になったり、精神的に支え
てくれると信じていた人に拒絶されたりすることがよくあるようです。人間関係の真価
が問われるのは、こうした場合でしょう。そのような時にこそ、同じような体験を持つ
人との心からの交わりが、大きな支えになると思われます。(67p)
【1.質問文】
家族や親しい人が亡くなると、周囲の人達がどういう態度を取ることがありますか。
それに対処するのにどういうことが助けになりますか。
【2.答え】
周囲の人が冷淡になったり拒絶したりするようになることがあります。
それによって精神的ショックを受けたときに、同じような体験を持つ人達に話をきいて
もらったり、そういう人達の話を聴くことで、助けになります。
micahも「両親が死んでいる」「虐待を受けて育った」ということにたいし、睨まれたり
突き飛ばされたこともありますし、社会的な壁は大きいと感じます。
こういうことこそ、同じ立場の人とのつながりが大事ですが、問題に対し、「だめだ」
「こういういやな目にあった」などの不満ばかりで、いかに上手くこれからをやってい
こうか、ということを真剣に考えるつながりで無いと、砂地獄に落ちるだけですから
気をつけないといけないですね。
micahの要改善度 ★★★
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★「一年後、死をタブー化せず意識することで私はこうなる」
目の前の仕事の人間関係を真剣に考えるようになる。
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