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公開 死とどう向き合うか(3)
「死とどう向き合うか」の3回目は、主に「尊厳死と病名告知」を取り上げます。
読み返してみて、尊厳死と病名告知は、医療を施す側にとっても辛いということが最も
印象的でした。
そして、それ以上に「死」を迎えるまでの日々を積極的に生きようとすることが、本人
も周囲の人も強く成長させることの価値の大きさに気づかされました。
そして、不安や医療事故から自分を守るために、患者の側が、医学知識を学び治療方針
を決める意志を持つことも、最期まで仕事の人間関係を幸せに生きる動機付けになるの
だと思います。
仕事の人間関係の誰かが、死を宣告される病気や怪我をしたら。
仕事の人間関係の誰かが、家族や知人の死期を感じなから働いていたら。
自分自身が不安になって、よそよそしくなるのではなく、安心して「不安や苦痛に耳を
傾け、温かい援助の手を差し伸べる人」でいるために、こういったことを知っておくと
助けになるはずです。
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1.引用した本文から気になるものを選んでください。毎日同じでも替えてかまいません
2.毎日選んだことと下記の項目を関連付けて記録してください。全項目でなくても可。
3.書き写しや音読で、さらに気付きを広げてください
☆仕事前☆
1.どんな1日にしたいですか
2.そのためにどう行動しますか
☆仕事中☆
3.今日幸せに感じたことは何ですか
4.今日得したことは何ですか
5.以前から知りたかったこと欲しかったもので、今日手に入れたもの
6.今日思いついたこと
7.連続して起こる事
☆仕事後☆
8.今日学びとなった事
9.今日の学びを明日にどう生かしますか
「父に病気のことを話そうとすると、初めのうちは、その話を避けて、しきりに話題を
変えようとするので、気持ちが挫けそうになることもたびたびありました。でも、少し
ずつ率直な話し合いができるようになりました。」
親子は生と死について、夢と理想、現実と未来など、人間同士の魂の会話ともいうべき
ものを交わせたのです。(137pより抜粋)
1少しずつでも病気について率直に話し合う 2あらかじめ会話をシュミレーションする
3人間同士の魂の会話ともいうべきものを交わせた 4気持ちの通じる会話の出来た記念
として父が愛用の万年筆をくれた 5父が家族をどう思っているかがわかった 6父との
やり取りを記録しておこう 7会話がうまく出来るようになってから、病状にもかかわら
ず、父が明るくなってきた 8初めは父のかたくなな態度に挫けそうだったが、根気強く
続ける価値を感じた 9父以外の、仕事の人間関係でも根気強く接する
(※日本のガン告知のタブー視は)医師自身がもう打つ手がないという無力感にさいな
まされる上に告知した後で患者と顔を合わせるのが辛いからだとも言われます。(138p)
1.担当医とも積極的に意見を交わす 2.辛い仕事を引き受けてくれていることに感謝を
表す 3.ガン告知が本人にも医師にも家族にもつらいという気持ちを互いに理解しあえ
た4.医師とも率直に話すことに慣れてきた 5.ガン告知を治療者側はどう感じているの
かについての疑問が晴れた 6.仕事の人間関係でも、相手の辛さについて考えられるよ
うになった 7.ガンについてのいろいろな人の気持ちに気付かされるようになった8.つ
らいのは自分だけではない 9.この人はどう考えているだろうかと想像しながら相手に
感情移入する
現在、アメリカの医師はほとんど一〇〇%病名を告知します。これは何よりも真実を告
げて、患者や家族と共に、その病気と闘おうという基本的な姿勢が確立されたからです。
嘘をつかない、ごまかさないという率直な態度が、医師と患者、患者とその家族との間
のコミュニケーションと信頼感を深める上で、いかに大切かという考え方が、医療関係
者の間に定着したからにほかなりません。(140p)
1.医師との信頼感と連帯を深める 2.病名、病状について真実を知る 3.医師の態度に
嘘やごまかしがなく、共に病気と闘う姿勢を感じた 4.共に闘ってくれる医師、病院が
いることで、ガン患者の世話をしている自分を孤独だとは思わなくなったら、不安過食
が減って、その分貯金が出来た 5.本当に信頼して任せられる医師、医療機関をみつけ
られた気がした 6.以前は医師、医療機関に対し、不信感や半信半疑なところがあった
が最近は信頼する気持ちが強くなっている 7.病状や治療に関して、分かりやすい正直
な説明を聞く機会が増えた 8.自分も医師から信頼して事実を話してもらえる患者家族
であるべき 9.病気とは関係なくても、医師から信頼されるに足りるように仕事をする
患者の側でもある程度の医学的知識を持って、自分の病気の治療方針は自分で決める意
志が必要になりましょう。「自分の健康は自分で守る」ことは、もはや常識だからです。
(142p)
1.必要な医学知識を学ぶ 2.図書館で健康雑誌や本を借りる 3.患者としてどうしたら
いいかわかって不安が減った 4.家族の病気・いま受けている治療がどういうものなの
か、分かっていない部分があることに気づけた 5.家族としてどんな心構えが必要が理
解が深まった。6.病気についての知識でどうしたら良いか分かったら、仕事の人間関係
でも不安が減って安心することが増えた 7.一度気になると、必要な情報がいろいろな
ところから入ってくる 8.やはり患者本人・家族が、自ら知識を学ぶことは重要 9.明
日も引き続き関連本を当たってみる
告知された患者は、最初は大きなショックを受けますが、やがてほとんどの人が、三ヶ
月以内に立ち直り、「真実を知らされてよかった」と言っているそうです。「嘘をつい
てほしかった」は四人だけでした。ほぼ二人に一人が「真実を知ったことで、がんと闘
う意欲が沸いた」と言い、「家族の絆が強まった」などと満足を感じた人も三人に一人
の割合になっています。
もちろん、家族が反対するケースも多いようです。このアンケート結果から同病院では
今後はあらかじめ患者に告知の希望の有無を確かめておき、家族より本人の意思を尊重
してがん告知を行うと言っています。
(※朝日新聞98年3月24日付朝刊 茨城県立中央病院調査)(143~144pより抜粋)
1.がん告知について、患者本人がどうして欲しいか、自分自身はどうなのかを、あらた
めて考える 2.患者本人にきつくならないように気をつけながら聞いてみる 3.本人が
「初めは不安だったけど、告知されたほうが嘘でごまかされるより、すっきりと頑張れ
る」と言ってくれてよかった 4.ガン告知についての自分の気持ちに気付けてよかった
5.ガン告知について話しなうことで、あらためてコミュニケーションの重要性に気付い
た 6.すでに確認したことでも、定期的に話し合うことが大事。仕事のマネジメントと
同じだと気づいた 7.告知してくれたありがとうと何度も言われて、こちらもありがと
うという気持ちになる 8.告知したことでそれまでより絆が深まった 9.告知するとき、
また告知後のコミュニケーションをよくする方法について考える
積極的に告げるべきだという人の主張の根拠
1.真実を告げることは、人格の尊厳と価値にかかわる基本的人権です。患者には真実を
知る権利があり、告知は医師の義務といえます。
2.真実を告げることは、医師と患者との信頼関係を維持するために必要です。
3.患者が自分の病状について、絶えず不信と疑惑を感じながら過ごすのは、心理的にも
好ましくありません。
4.残り少ない人生を、充実した密度の高いものとするためには、患者が自身の死期につ
いて知ることが不可欠です。(148p)
1.きちんと病名・病状を告知して、不信と疑惑を無くし、医師との信頼関係を築きなが
ら、残りの人生を充実できるようにする 2.告知後の気持ち、最期をどう生きたいかに
ついて患者に聞いてみる 3.患者が病名を知ったことで、かえって安心していること
4.患者が、最期までどう生きたいかについてかったったことから、とても感銘を受ける
学びが合った 5.患者が最期を生きることをどう考えているか知ることに不安があった
が、話を聞くことには双方に意義があること 6.家族・介護者側が患者の最期をどうケ
アしたいかもきちんと伝える 7.病名告知の大切さを痛感してから、仕事の人間関係で
も言葉を選ぶようになった。 8.告知が、「なぜ」「何のために」なのかを随時意識し
なおす勉強の姿勢が大事 9.告知は最期まで幸せに生きる手段であって、目的そのもの
ではないことを思い起こす
がん患者が自分の病名を知ってからの苦悩を、主治医や家族に率直に語ることが出来れ
ば、半分とはならないまでも、苦しみを和らげる上で、かなり役立つのではないでしょ
うか。(149p)
1.患者が病名を知ってからの苦悩を和らげるために協力する 2.患者が思いを語りたい
ときに直ぐ耳を傾ける 3.患者から話せてよかったといってもらえたこと 4.病院内で
「傾聴ボランティア」のグループがメンバーを募集しているのを知った 5.ボランティ
アグループで傾聴の失敗事例も学べた 6.患者に耳を傾けることを意識して行うように
なってから、自分の気持ちにも気づきやすくなったし、仕事の人間関係でも相手の感情
や必要に気づきやすくなった 7.病院内でも職場でも「この人はどういう話の聴き方を
しているだろうか」と気になるようになった。 8.主役は聞く自分ではなく、語る相手
9.相手に言わせようとするのではなく、聞かせていただくという姿勢になっているかを
考える
「だれが」「いつ」「どのように」告げるか
「だれが」必ずしも医師である必要はなく、看護婦、ソーシャルワーカー、チャプレン
(病院付き神父・牧師)、あるいは家族など、ケース・バイ・ケースで適任者が選ばれ
て行います。
「いつ」患者の状態に十分に配慮する必要がありましょう。人間は真実を知る権利と共
に、知ることを拒む権利も持っています。患者自身が知りたいという意欲をもっている
か、告げないことで患者の心に葛藤を与えていないかなど、さまざまな点を検討してか
ら行うべきで、決して告げることだけを優先させてはなりません。
「どのように」デリケートな問題です。それとなくほのめかす程度にしておくのがよい
場合もあれば、時間をかけて徐々に知らせるほうがよいケースも少なくありません。
(150pより抜粋)
1.病名を告知される患者側の視点で考えたい 2.誰が告げるのがふさわしいかを関係者
と話し合う 3.知ることについての患者の意欲の程度について考察できた 4.患者の知
ることを拒む権利について病院のソーシャルワーカーから話を聞けた 5.告知の方法も
それとなくほのめかす程度から、時間をかけて徐々に知らせる方法まで様々あるという
こと 6.今まで自分が考えていた以外の告知方法の場合、どう言葉を選ぶか考える必要
がある 7.このことをいろいろな人に相談すると、どう告知したかを教えてもらえる
8.告知はこうあるべきという一定の思考に縛られてはいけない 9.告知について考え方
を書き出して、偏りがないかを調べる
さらに重要なのは、告げてからのアフター・ケアでしょう。ただ知らせるだけではなく
その後も折を見て患者や家族の不安や苦痛に耳を傾け、温かい援助の手を差し伸べる人
がいなくてはないません。(151p)
1.告知後の患者へのアフターケアを大切にする 2.告知後も随時、耳を傾け必要な援助
を怠らない 3.告知後のケアによって、患者、医師とのつながりが深まり、そのことで
患者がさらに安心する 4.介護雑誌に経験談を掲載してもらえた 5.告知後のケアを受
ける患者の気持ちを聞けた 6.ケアすることで自分もケアされている 7.ケアによって
得られた患者や医師との絆が、仕事の人間関係を乗り切る精神的な支えになっている
8.仕事の人間関係にも患者のケアから学んだことを生かすようにする 9.ケアが仕事人
間関係にどう役立ったかをまとめてみる
★「一年後、仕事の人間関係の誰かが病気になったら、私はこうする」
病気や不安や苦痛について、積極的に耳を傾け、温かい援助の手を差し伸べる。
共に乗り切ろうとする意欲を持つ。
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